ヒマつぶし情報
2021.04.08
ギガボディ星よ、永遠に。
うしろシティとは
お笑い好きな私は、もちろん元々知っていた。
うしろシティ、金子学と阿諏訪泰義の二人からなる松竹芸能所属のお笑いコンビだ。
阿諏訪泰義。どんな料理も再現する神の舌を持つ元サイゲン大介。今はソロキャンプ。
それより何より阿諏訪さんは元ヴィレヴァン店員だ。
私は大阪の店舗にいた際噂できいていたが、インタビュー記事で噂は真実に変わるし、後に本人からも聞く事になる。
阿諏訪さんが私たちと同じエプロンをつけて品出しや値付け、POP描きなんかをやっていたのかと想像するだけで二ヤつくしシンパシーを勝手に感じてしまう。
そして金子学。豪雪地帯、新潟県津南町出身。
この記事では最大限の敬意を払って金子学と呼び捨てさせてもらう。
星のギガボディとの出会い
うしろシティと向き合う(?)ことになったのは2018年の春だった。
お二人がキャラクターの声を務める「あはれ!名作くん」というショートアニメにどっぷりハマり
中の人も追いはじめ、ラジオも聴き始めた。ネタを見に劇場にも行った。
新宿角座でのライブは朝一でスマホに張り付いてもチケットが取れなくて、念願かなって見に行けた。
(なぜ当時埼玉に住んでいて出張先の名古屋で発券したのかはよくわからない)
ラジオでネタにしてもらえた出来事
忘れもしない、あれは2018年8月。
当時所属していたレイクタウンmoriの店舗にて開催した「あはれ!名作くん」のイベントを私が担当していた。
一か月間、店舗が名作くんにジャックされるというかなり気合の入ったイベント。
その期間の中で、大変ありがたいことに初のイベントを開催した。
そう。
うしろシティがレイクタウンにやってきたのである。
勘のいいリスナーならピンときたかもしれない。
あの時の案内中、道に迷ったスタッフは私である。
イベント当日の8月16日、私はお迎えの為レイクタウン直結の駅に行くと阿諏訪さんはもう来ていた。
続々と現れる中の人たち。この日は、なすなかにしお二人、うしろシティお二人、小野賢章さんの5名。
館に入るなり『おーーすげーーデッケーー!』とはしゃぐ中の人たち。
あの辺一帯の「レイクタウンダンジョン回」を聴いたリスナーなら想像できるだろうが
レイクタウンはデカい。そして広い。wegoに始まりwegoで終わるレイクタウンkazeを抜けmoriに入る。
この日の会場はmoriの一番奥。そう、端から端まで歩かせるのだ。
5人+私は横並びに歩いていたのだが広いのでそれでも通路には余裕があったが、流石にお客さんにもバレはじめている。
だがここ以外の導線がない。歩かせて申し訳ないが仕方ない。あと時間もない。
途中、会場あたりが窓越しに見えたので「あの辺で今日やります!」と那須さん阿諏訪さんに伝えたら
声を揃えて「遠ぉ!!?!?!?」戴きました。すんませんでした。
楽屋に入り打ち合わせが終わり、時間がないという中、金子学と中西さんはマクドに走っていました。
そして裏通路、通ったことないところで(図面でしか見たことなかった)、時間なくて焦り間違えまくりました。ほんますいません。今では良き思い出です。
自店でイベントというだけでも十分に思い出深かったのですが、ネタにして頂いてより刻まれ、うしろシティも星のギガボディももっと好きになりました。
一度だけの出動
『星のギガボディ』といえば印象深いのが生放送。
生放送、ありのままの放送、という事でレリゴー放送と呼ばれるそれは毎回ドキドキする。
「次週、とりあえず靴履いて待っとけ」とジャブを打ち、リスナー(ヤベー奴)を放送中に呼びつける。
赤坂のウルトラマン像に集まったヤベー奴を金子学が見に行ってイジったり、放送ギリギリに間に合って「その後どうなった!?」みたいなのとか、スタジオに呼んであわや放送事故みたいなこともあって。
私はウルトラマン像に行ける程ヤベー奴じゃないので行けなかったけど、一度だけアクション起こしたことがある。
2018年の単独ライブ「どこが海の見えるまち」の物販で販売されたこちら。
鴉と書かれた5色ボールペン。全部黒。ちょっとずつ太さが違う黒。1200円。
たけぇ。ダセェ。超欲しい!!!
なので東京公演、この日は台風だったけど、チケットなかったけど物販だけ買いに越谷から高円寺まで行きました。だって本人たち物販に立つって言うんだもん。行くよね。
公演終わり位に行って、物販で阿諏訪さんが気づいてくれて、「ライブ見てないです物販だけ買いに来ました」って言ったら「うそ…」って言われた。
購入後、店で使っていたのだけど一度紛失し、スタッフ総出で捜索してもらって出てきたというご迷惑をかけたので、もう使わず今はいつも使うペンケースに入れて時々眺めてはあの嵐の夜を思い出しています。
令和の怪物が起こしたとんでもない奇跡の事件
勘のいい方はもう重々わかったであろう。私は阿諏訪さん寄りのリスナーだ。笑
しかしながら令和に入り、金子学から目が離せなくなる。
そう。アレだ。
「ヘヴィメタ編み物選手権」だ。
7月11日にフィンランド・ヨエンスーにて行われた「第1回ヘヴィメタル編み物世界選手権」。
アルコ&ピースが自分たちのラジオで取り上げ、金子学に参加を推薦。
素直な(?)金子学は後輩たちとバンド(?)を組みエントリーして、あれよあれよと決勝進出。
しかしながら決勝進出が決まったものの、フィンランドまでの渡航費は自腹と知り
「そんな金ねぇよ!」とクラウドファンディングを自分たちで立ち上げる。
当初の予定の100万円は一時間で集まって、よかったよかったと思っていたが最終800万円集まって大焦り。
リスナー同様、毎週面白がって話を聞いていた阿諏訪さんも税金対応に追われたり、大騒ぎ。
そして肝心の大会では優勝。帰国後爆売れすんじゃね!?と思っていたが特に何も変わらず、他番組でちょっといじられて終了。ここまでがセットの話。
ヤベー奴がヤベー奴らを巻き込んで起こしたヤベー奇跡。
「私って最高のラジオ聴いてるわ~!!!」と誇らしくもあった。
だが、それも長くは続かなかった。
信じたくない現実が突き付けられる
はじまりがあれば終わりもある。それは誰しもわかっている。
昨年、金子学は「結婚したい」的な話題を出すようになった。
そこで【先に結婚できなかった方が日焼けマッチョになる】という提案をする。
「絶対おれの方が先!」と息巻く金子学だが8月に段取りの悪い結婚報告をする阿諏訪さん。
約束だからと日サロに通ったりジムに行ったりする金子学のトークをニヤニヤしながら聴いていた。
12月に入り
金子学、体調不良により少しの間お休みという報道が出た。
え、え、え??大丈夫???
ギガボディは?どうすんの?阿諏訪さん一人でやんの?そんなんで改編乗り切れんの!?!?
と全リスナーが思っただろう。私も思った。
案の定、その後3月で終了のお知らせが届き、悲しみに暮れる日々が続いた。
阿諏訪さん一人のギガボディ、初めは慌てる姿も面白く「今夜はどんなのかな?」と思いながら聞いていたのだけど、だんだん回を追うごとに金子学が恋しくなってきて。
オープニングの阿諏訪さんのがなりの後ろに入る笑い声が聴きたい。
なんでそうなるんだよ、という早口の少年のような目線の疑問が聴きたい。
CMあけの『金子学です』が聴きたい。
2月になり3月になり、まだ復帰のアナウンスはない。そこに来て終了のお知らせ。
ちょっと待って、このまま金子学なしで最終回するの…??
完全に復帰じゃなくてもいい、最後ちょっとだけでもいいから赤坂来てくれよ。
これも皆が思ったことだろう。
しかしそれも叶わず、3/24(深夜)で4年半の歴史が終わった。
最終回、阿諏訪さんが一人でリスナーから寄せられた思い出トークをして。
はじめから聴いていたわけじゃないけど、ホンマ面白かったなぁ。
誰も傷つけない、下ネタも少なく、馬鹿であざとくて結構痛い最高の番組だった。
ノリとか勢いとかで話が転がって経過が毎週見える、ラジオはホント生ものだと思う。それは収録でも同じ。
もう電波にのった二人の声は聞こえなくなってしまったけれど、いつか本当の最終回が聴きたい。それが叶うなら、私はいつまででも待っていたい。
とか言いつつも、一人で終わりっていうとこもヤベー感が出てていい。
最後のあがきにも見えた。
愛して止まないギガボディ星よ、永遠に。
金子さん、阿諏訪さん
長い間お疲れさまでした。これからも変わらず応援しています!
余談ですが
ちなみに私が一番好きな話は、
金子学がシイタケ栽培セットを膝の上にのせて新幹線で新潟に帰った話です。
皆さんが好きな回、聞かせてくれよな。

店舗店長の顔も持ちながら、商品プロデュースやコラボ商品制作からイベント開催など
今までにないものを作り出す0→1バイヤー。
全国転勤族。関西弁以外話せない。
現在は秋田OPA店@vv_akitaopaに所属しております。
最近はバスケばっかです。お笑いも好き。
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